ジェームズ・コーデン ファン必見！「THE WRONG MANS」

稀代のコメディアン、ジェームズ・コーデン

ジェームズ・コーデンというイギリスの俳優をご存知でしょうか？筆者の大好きな俳優のひとりなのですが、日本だと彼の番組「レイト×2ショー withジェームズ・コーデン」の人気コーナーで、コーデンが毎回様々なミュージシャンと車で流しながら車内で熱唱する「カープール・カラオケ」が有名でしょうか。
映画だとジョン・カーニー監督の『はじまりのうた』でキーラ・ナイトレイ演じるグレタの親友のスティーヴ役や、イギリスのオーディション番組がきっかけで世界的なオペラ歌手になったポール・ポッツの半生を描いた『ワン・チャンス』で主演を演じています。

これらの作品も彼の魅力をきちんと描いていますが、彼の本領が発揮されるのは、最初に挙げた「レイト×2ショー withジェームズ・コーデン」でしょう。その中でも筆者のお気に入りは、コーデンがゲストや、他の俳優たちとともに、普通の道路で青信号になった時に横断歩道のど真ん中でフラッシュモブ的にミュージカルを演じるというトンデモ企画「クロスウォーク・ザ・ミュージカル」です。

彼の魅力は、いつもとても自然体で自己アピールをし、それがウザく見えても愛らしいという、言葉にしづらいものです。日本でいうとムロツヨシさんのような感じでしょうか。彼の一挙手一投足が「僕を見て！」と訴えかけてきていて、それがとても見ていて微笑ましいのです。

ジェームズ・コーデンの魅力を最大限に引き出したドラマ「THE WRONG MANS／間違えられた男たち」

そんなジェームズ・コーデンの魅力を最大限に引き出しているのが、イギリスBBCのコメディドラマ「THE WRONG MANS／間違えられた男たち」です。日本ではHuluで観ることが出来、現在シーズン1が全6話、シーズン2が全4話で配信中です。
超簡単に説明すると、典型的な巻き込まれ系コメディで、次々に見舞われるトラブルをどうにかこうにか潜り抜けるふたりの男の珍道中を描いた作品です。
ジェームズ・コーデンのファンならば、絶対に×20、観るべきドラマです。ジェームズ・コーデンのファンがまだ日本にそんなにいないのであれば、これを観たら絶対にファンになると思うので、布教活動にご協力ください。

「THE WRONG MANS／間違えられた男たち」のあらすじと登場人物

あらすじ

バークシャー郡の行政機関に勤めるサム・ピンケット（マシュー･ベイントン）はある朝、目の前で車の交通事故に遭遇します。驚きながらも救急車に連絡し、重症の運転手が病院に運ばれるのを見送ったサムは、その事故現場で携帯電話を拾います。すると突然電話が鳴り響き、恐る恐る電話に出ると見知らぬ男の声が「時間までに金を持ってこないと、誘拐したお前の女房を殺す」と言い出します。
明らかに電話の相手に間違えられているサム。しかし優しいサムは、たとえ知らない女性でも「殺す」脅されてしまった以上、見て見ぬ振りが出来ず、職場のビルで配達係として働くお調子者でかまってちゃんでマザコンのフィル・ボーン（ジェームズ・コーデン）とともに、持ち主に携帯を返し、奥さんの危機を伝えようとします。
しかしその優しさが、次から次にトラブルを引き込み、裏組織や英国情報局までも巻き込む大騒動に発展していくのでした。。。

登場人物

サム・ピンケット（演：マシュー･ベイントン）
恋人にフラれ、パーティーでは飲みすぎ、自転車も盗まれるという不運続きな冴えない青年。バークシャー郡の行政機関に勤めているが仕事は出来ないタイプ。しかし根は優しく、周囲から見下されているフィルに対しても偏見無く、友達として接している。
事故現場で携帯を拾うことで、ありえないほどの大事件に巻き込まれていく。

フィル・ボーン（演：ジェームズ・コーデン）
愛すべきおバカなかまってちゃん。31歳で母親と同居しているマザコンで、サムの働くビルに出入りする下請けの配達係。劇的な展開が好みで、映画やドラマのような、なんでもないような状況でも感動的な行動をしては、周囲を呆れさせている。

「THE WRONG MANS／間違えられた男たち」の見どころ

このドラマの見どころは、何と言ってもフィルを演じるジェームズ・コーデンとサムを演じるマシュー･ベイントンのやり取りです。爆笑、含み笑い、失笑、様々な笑いの要素が盛り込まれています。サムが受動的な巻き込まれ体質だとすると、フィルは能動的で自分から巻き込まれに行くタイプ。サムが必死にトラブルの解決に向かおうとするのに、フィルの、映画やドラマの影響でとった、余計な言動が、さらなるトラブルを呼びます。

このドラマでは、フィルは本当にそのままジェームズ・コーデンなんです。「レイト×２ショー」で、ゲストから失笑を受けたり、無視されている可哀想で笑えるジェームズ・コーデンそのままの姿でフィルを演じています。
何度でも言いますが、「レイト×２ショー」などでジェームズ・コーデンのファンになった人なら、絶対に観るべきドラマです！
１話あたり30分程度で、シーズン1は全6話と、とても見やすい尺なので、ジェームズ・コーデンのファンではないという人も是非ご覧ください。

「THE WRONG MANS／間違えられた男たち」をHuluで観るならコチラ