【遂にシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が公開! その前にこれまでの物語をおさらいしておこう!Vol.3】

image: StarWars.com

【遂にシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が公開!
その前にこれまでの物語をおさらいしておこう!Vol.3】

シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が公開されて、様々なところで絶賛のコメントが出されています。
もう少し客足が落ち着いてから、ゆっくりと観に行こうと思っている筆者は、今日もその日のためにHuluでシリーズの復習をしております。

ルークとハン・ソロ&レイアは別行動

『エピソード5/帝国の逆襲』では、ルークの戦いが本格化します。前作でレイア姫が頼りにしていて助けを求めた謎の老人で、ジェダイの生き残りだったオビ=ワン・ケノービがダース・ベイダーに殺されました。ルーク・スカイウォーカー擁する反乱軍は、オビ=ワンを失いつつも帝国軍に戦いに挑み、辛くも帝国軍の最強兵器デス・スターを爆破し、一時の勝利を喜びました。ですが、爆発から逃れたダース・ベイダー率いる帝国軍からの猛追で反乱軍の一時的なアジトがバレてしまい、またもや攻撃を受けます。ルークはアジト周辺を捜索中に聞こえてきた亡きオビ=ワンの声に従い、マスター・ヨーダがいるというダゴバへ。
一方のハン・ソロは今度こそ反乱軍ともおさらばだと思っていたら、想像以上に帝国軍からの攻撃が強くかつ迅速で、レイア姫と一緒に逃げる羽目に。前作ではルークとくっつくと思っていたレイア姫でしたが、本作ではハン・ソロとのフラグが立ちまくりで、素直になれないカップル感が半端ないです。
ハン・ソロはやはり愛機のミレニアム・ファルコン号に乗っている時が一番生き生きしていますね。たいていが誰かから追われて逃げていますが、それでも正確な操縦と大胆な作戦で逃げ果せる様は、彼の真骨頂です。そしてだいたい船の調子が悪いのもお約束ですね。そんなハン・ソロが本作では旧友のランド・カルリジアンに助けを求めて裏切られます。その時にダース・ベイダーに捕まり冷凍保存されるのですが、その姿がなんとも不気味。石板に埋め込まれたような姿に、幼い頃は恐怖した記憶があります。
一方のルークは、ダゴバでジェダイ・マスターのヨーダに出会い師事します。
最初はよく分からない、ふにゃふにゃ言っている緑色の小さい爺さんの生物に警戒心と見下した感じが満々のルークでしたが、彼がヨーダだとわかると態度を改め、教えを乞います。その様は主人公にしてはとてもわがままで傲慢。それをヨーダには見透かされ、こんな奴に教えることはないと、跳ね除けられますが、死んだオビ=ワンの声がヨーダをなだめて、なんとかルークはヨーダに修行を見てもらえるようになりました。
それでも弱音を吐きまくりのルーク。観ているこっちが本当に彼はジェダイとして強くなれるのか心配していると、修行中に仲間の危機の未来を見てしまい、急にハン・ソロやレイアを助けに行かなくてはならなくなり、修行も終わらないまま彼らの元に駆けつけることになりました。ヨーダからもオビ=ワンの霊体からも、まだ早い、修行を終えてからにしろと言われても、ダース・ベイダーが待ち受ける仲間の元へ向かうことを曲げないルークですが、そこが仲間思いの主人公たる部分であり、それ以外の聞き分けの悪さはスカイウォーカーの血筋なのでしょうかね。

シリーズ最大の衝撃!?
ダース・ベイダーの正体を全く知らずに初見を迎えられる人の幸せ

さて、レイアやハン・ソロを助けに向かったルークですが、ハン・ソロはすでに冷凍されて、レイアはチューバッカやC-3PO、そして裏切ったけど実は良い奴なランドとともに連れて行かれようとしているところでした。結局レイアたちはランドの機転(?)で勝手に助かりベイダーの手から逃れます。
その頃ルークはレイアたちを探している時にダース・ベイダーと出くわし、ライトセーバーでのバトルが始まります。出くわして早々ダース・ベイダーから「まだジェダイではない」と見透かされています。割と善戦するルークですが、ダース・ベイダーのフォースを駆使した攻撃やら、単純な戦闘力の差などから徐々に追い詰められ、しまいには右腕を切り落とされる始末。ダース・ベイダーもなんとかルークを暗黒面に引き込もうと、いろいろと語りかけますが、さすがにそこは主人公ということで、ルークは全く聞く耳を持ちません。そしてあの超有名な「私がお前の父親だ」というダース・ベイダーの父親宣言。これ初めて観た人はどんな反応をしたんでしょう。
僕が初めて『スター・ウォーズ』のシリーズを観たのは小学生かそこいらだったと思いますが、すでに何かしらの情報でこの衝撃の事実は知っていた気がします。
今、これからシリーズを初めて観ようとしている人たちも、おそらくダース・ベイダーがルークの父親だということは、不本意かもしれないですが普段の生活から知ってしまっているかもしれないです。だからこそ、この映画が劇場公開された当時に劇場で観てこの事実をリアルタイムで観ることが出来た人はとても幸せだったんではないかなと思います。
と言うか、「ダース・ベイダー」とは「ダーク・ファーザー」をもじったものだそうで、アナ・ケンドリック主演の映画『ピッチ・パーフェクト』で「vader」はドイツ語で父親を意味するというシーンがあり、それを初めて聞いた時は心底驚きました。実際は「vader」はオランダ語で父親を意味するそうですが、そうとなると、オランダ人は最初の『エピソード4』を観た時からダース・ベイダーが誰かの父親だと知っていたということなのか?映画史に残るようなレベルの衝撃の事実は国によっては最初からネタバレだったのか!?ということになります。

前作の終わり方とは対照的にどん底レベルの先行き真っ暗加減?

前作の『エピソード4』では、最後にデス・スターを破壊し、大団円で終わりましたが、今回の『エピソード5』の終わりは、主人公チームには痛手なものばかりです。ルークは片腕を切り落とされて、しかも最大の敵が親父だという衝撃の新事実を聞かされるし、ハン・ソロは冷凍されてどこかに連れて行かれるしで、どうしようもありませんでした。普通のメンタルだったら、もう諦めて帝国軍に投降するか、銀河の平和を捨ててどこか遠くに逃げるかするようなレベルの落とされ具合です。それでも前を向くルークと仲間達が、続き『エピソード6/ジェダイの帰還』ではどうなるのか。次はついに旧3部作の最後の物語です。

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